博士課程3年生の岩下智貴君の"処女作"となる論文「Comparative Analysis of Microbial Communities in the Fronds and Roots of Three Duckweed Species: Spirodela polyrhiza, Lemna minor, and Lemna aequinoctialis」がMicrobes and Environments誌に掲載されました。おめでとうございます!
なお、この論文では、ウキクサ亜科植物の仲間であるウキクサ、コウキクサ、アオウキクサの葉状体と根に生息する微生物群集の解析とそれらの分離培養について検討した結果をまとめており、以下のような新しい知見が得られています。
1. ウキクサ亜科植物の葉状体と根では異なる微生物群集が生息している。
2. ウキクサ亜科植物の葉状体と根にはいずれにも系統的に新規な微生物群集が生息しており、それらの多くが分離培養可能である。
3. アオウキクサの葉状体からこれまで数株しか分離例のないArmatimonadetes門細菌の分離に成功した。
この論文で用いた3種のウキクサ